なかなか普及は進みませんが、クリーニング業向けのICタグの商品バリエーションは増えてきています。ユニフォーム、リネンで活用しようという動きが活発ですが、特に外部に出回ったりすると問題がある制服などの管理で注目されています。
ICタグの場合、どうしても価格が高いことが大きなネックになりますが、神戸市の新田工業株式会社は従来品の6割程度安いものを来月発売するそうです。
http://www.nikkei.co.jp/news/tento/20081112AT1S1000311112008.html
日経ネットによると、同社が新発売するのは折り曲げ可能、高温・高圧の業務用洗濯にも耐えられるICタグで、同様の機能を持つ従来品より6割程度安い価格となるそうです。通信距離やタグの大きさに応じて6種類用意し、通信距離約70センチで、大きさが23×57ミリのものを100万個受注した場合の価格は1枚80円。
布に縫いつけて使うことを想定し、制服や医療用シーツでの業務用需要を見込んでいます。
またNEC(日本電気株式会社)は同社の「iEXPO2008」において、リネンICタグを参考出品しているとITproが伝えています。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20081111/319008/?ST=iexpo08
このリネンICタグは、今年に入ってから出荷をはじめた新製品。素材に工夫を凝らし衣服に埋め込めるようになっており、衣服の着用時やクリーニング時の管理に使用することを想定しています。そのため、アイロン耐性、洗濯耐性、ドライクリーニング耐性、塩素系漂白剤耐性を備えているとしています。