2008年12月11日

「カシミヤ」表示で違反

カシミヤが使われていないのに、混用していると表示して商品を販売したとして、公正取引委員会は株式会社伊勢丹と株式会社ファイブ・フォックスに景品表示法違反で再発防止を求める排除命令を出しました。
http://mainichi.jp/select/biz/news/20081211k0000m040047000c.html

毎日新聞によると、伊勢丹は「カシミヤ50%」と表示されたストール(インドからの輸入品)を、昨年12月から今年7月までに計219点販売。ファイブ・フォックスは「カシミヤ30%」と表示されたストール(中国からの輸入品)を、今年7月から10月までに計3,300点を販売。
いずれも実際にはカシミヤは含まれていませんでした。

カシミヤを巡る同法違反は昨年7月以降で6件目。公正取引委員会は日本百貨店協会に自主検査を促すなど、業界の意識改革を求めています。

カシミヤのような高級獣毛に限らず、表示の誤りはクリーニングする際にもトラブルの原因となりかねませんので、適正表示を徹底してほしいですね。