2008年12月31日

オイル付着による発火事故増加

アロマオイルなどが付いた洗濯物が乾燥機の中で発火する事故が増えています。産経ニュースが報じたところによると、油分の酸化熱による自然発火が原因とみられ、アロママッサージ店やエステサロンなどで起きる事故が多くなっているそうです。
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/081226/sty0812260810002-n1.htm

製品評価技術基盤機構によると、オイルの付着した衣類などから発煙、発火した事故は、平成8年度から今年11月28日までの間に全国で28件報告されており、今年だけで5件を数えていますが、実際の発生件数はもっと多いと思われます。
家庭用乾燥機、コインランドリーなどで事故が発生しているそうで、原因として、オイルが染み込んだ衣類などを洗濯しても油分が完全には落ちず、繊維のすき間に残った油分が乾燥による熱風で酸化し、高熱を発して自然発火したとみられています。

ランドリー工場でもタオルの潜熱などが原因と思われる火災が発生することがありますが、乾燥後の品物の放置などしないように十分に注意してください。