2009年5月31日

トーカイ、連結売上高753億円

株式会社トーカイ(本社岐阜市、小野木孝二社長)が平成21年3月期決算を発表しました。
http://www.tokai-corp.com/finance/

連結業績(平成20年4月1日から平成21年3月31日)は、
  • 売上高:753億3,500万円(前期比0.4%減)
  • 営業利益:43億円(前期比11.6%減)
  • 経常利益:46億3,800万円(前期比9.4%減)
  • 当期純利益:23億2,200万円(前期比65.3%減)
となっています。

決算短信によると、病院関連、寝具リネン・サプライ事業、シルバー事業、給食事業の「健康生活サービス」部門は売上高383億8,300万円で前期比で5.9%増。営業利益は同6.4%減の29億6,900万円でした。
売上高は病院関連事業やシルバー事業で順調に推移したものの、給食事業で工場新設に伴う減価償却費の増加に加え、シルバー事業での新規出店に伴う経費の増加などを要因に減益になったとしています。

リースキンブランドの環境美化用品のレンタル、病院施設などの建物の清掃・管理を行う「環境サービス」部門は売上高96億1,900万円で前期比3.6%減。営業利益は4億8,300万円で、同36.8%と大幅に減少しました。
病院清掃事業は関東エリアで積極的に受注を増加させるなど順調に推移し増収を確保しましたが、不況の影響を色濃く受けたリースキン事業の減益をカバーするまでには至らなかったとしています。

同社のセグメントにはこの他に「調剤サービス」「その他」があります。「環境サービス」が景気の影響を受け厳しい数字となりましたが、「健康生活サービス」および「調剤サービス」は順調に推移しています。

次期の見通しは、
不況の影響に加え、薬学部6年制移行に伴う人件費の増加、新病院リネン工場の償却負担増などコストの増加が予想されるものの、健康生活サービスや調剤サービスを中心に積極的に売上アップを図ってまいります。また、新病院リネン工場の稼働により生産性を高めるとともに、グループ挙げてコスト削減に取り組み、当期比増収増益の目標達成に向けて努力してまいりたいと考えております。
として、売上高は793億7,500万円を見込んでいます。