今年5月のホテル・旅館の倒産は20件で、単月で過去最多となったことが株式会社帝国データバンクの調査でわかりました。
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/p110602.html
同社の「ホテル・旅館の倒産動向調査」によると2011年1〜5月に倒産したホテル・旅館は68件で、過去最多となった2008年を上回る最悪のペース。特に震災後は増加が顕著で、4月、5月と2カ月連続で単月件数の過去最高記録を更新しました。
地域別では中部が19件、関東11件、中国9件、九州8件の順。
業歴「100年以上」の6件を含む業歴「30年以上」の倒産が41件あり、老舗企業の倒産が高水準で推移しています。
この調査結果について、長引く不況で苦しい経営を強いられていたところに、震災の影響により相次いだ予約キャンセルが追い打ちをかけ、客足が途絶えるなかで事業継続を断念するホテル・旅館が増加。この先も高い水準で倒産件数が推移する恐れがあるとしています。