2012年1月20日

2011年の訪日外客数は621万9千人

日本政府観光局(JNTO)によると、2011年の訪日外客数は621万9,300人で、前年から27.8%減少。前年比の減少率としては過去最大の下げ幅となりました。
http://www.jnto.go.jp/jpn/index.html

訪日外客数は2010年に861万1,175人と過去最高を記録しましたが、2011年は前年より27.8%減少し、621万9,300人でした。前年比の減少率としては、これまで最大だった1971年(前年の大阪万博による増加の反動で22.7%減)を超え、過去最大となりました。

訪日外客数が減少した背景には、東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の影響により、団体旅行、個人旅行とも訪日旅行のキャンセルが相次いだこと、特に福島第一原子力発電所事故によって旅行の前提となる安全・安心に対する懸念が払拭されないことが大きく影響したとしています。
また円高が進行し、旅行地として日本を選択するうえで不利な状況が続いたことも影響を与えました。

国・地域別では韓国(165.8万人)、中国(104.4万人)、台湾(99.4万人)の順。

一方、2011年の出国日本人数は前年比2.1%増の1,699万3,000人でした。