日本チェーンストア協会が3月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数57社 (店舗数7,742店)の販売データをまとめたもので、概況としては、前年の震災の影響の反動等から、衣料品が前年を上回ったものの、食料品、住関品が前年を下回ったことから、総販売額の前年同月比は、2カ月ぶりのマイナスとなった、と分析しています。
衣料品を見てみると、販売金額は1,022億8,817万円で、前年同月5.9%の増加でした。昨年の震災後の消費マインドの低下の反動で伸長したものの、週末の雨と気温の低下により春物商材は苦戦しました。
部門別では、
紳士衣料 193億1,442万円(前年比17.3%増)
婦人衣料 353億4,088万円(前年比23.4%増)
その他衣料 476億3,287万円(前年比7.6%減)
紳士衣料は、スーツ、ジャンパー、ハーフコート、カットソーは好調だが、半袖シャツなどの春物商材は不調。
婦人衣料は、セーター、アウタースーツ、ジーンズ、パンツ、スカートや入卒関連のフォーマルは好調だが、ブラウスは不調。
その他衣料・洋品は、機能性肌着は好調だが、ベビー用品は不調。雨傘、レイングッズの動きは良かった。