日本チェーンストア協会が7月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数57社
(店舗数7,838店)の販売データをまとめたもので、概況としては、7月は上旬に梅雨明けが前年に比べ遅くなったことで気温が上がらなかったこともあり、夏物商品が苦戦。中旬以降は気温が上昇し、梅雨明後は猛暑となり夏物商品に動きが出たが、上旬の苦戦をカバーするまでにはいたらずに販売総額の前年同月比は、5カ月連続で前年同月を下回った、と分析しています。
衣料品を見てみると、販売金額は1,179億1,272万円で、前年同月6.5%の減少でした。
部門別では、
紳士衣料 234億3,446万円(前年比2.8%減)
婦人衣料 389億4,127万円(前年比3.6%減)
その他衣料 555億3,699万円(前年比9.8%減)
紳士衣料は、中旬まではブレザー、ベスト等羽織物が好調。夏物スーツは好調だが、ネクタイは不調。カジュアルシャツも好調。梅雨明け以降Tシャツは好調となったが、Yシャツ等のクールビズ関連、スラックス、ショートパンツは苦戦。
婦人衣料は、Tシャツやカットソーは好調。スーツ、フォーマル、カットレングス等パンツ、ホームドレス、スカートは不調。
その他衣料・洋品は、肌着は婦人、子供は好調。紳士のクールビズ関連は不調。シャレテコは好調。水着は紳士、婦人、子供とも不調。梅雨明け後は婦人浴衣、子供甚平、UV関連が好調。月前半は雨の日も多く、レイングッズは好調だった。バッグは紳士、婦人とも好調。