岩手県大槌町のクリーニング店の軒先に天然石のアクセサリー店がオープン。家族や自宅をなくした被災者らが訪れていると、毎日新聞が伝えています。
http://mainichi.jp/area/iwate/news/20120820ddlk03040003000c.html
大槌町の村越由美子さんが震災約1年を機に、営んでいるクリーニング店の軒先に、天然石をつないだブレスレットなどを並べたところ、訪れる人から「心の支えに譲ってほしい」という声が相次ぎ、専用のスペースを設置。
村越さんは以前から独学でアクセサリー作りを学んでいて、一人ひとりの思いを大切にしようと天然石の種類や色合い、デザインなどを、訪れる客と一緒に考えオリジナルの一品を仕上げています。お盆には、黒いオニキスを使った仏事用のネックレスやブレスレットなどもそろえたという。
記事によると、村越さんも姉を津波で亡くしており、「被災後に抱える悩みや厳しい生活状況を語らい合うことも多い。痛みを共有しながら、お客様から逆に元気や勇気を頂くことに感謝している」と話しているそうです。