覚えていらっしゃる方もいるかと思いますが、1999年に株式会社アイナックス(現・住商アイナックス株式会社)の関係者3人の自宅に爆発物が仕掛けられた事件がありました。いまだに犯人はみつかっていませんが、この事件に関する保管中の捜査資料を兵庫県警が紛失したと読売新聞が報じています。
http://osaka.yomiuri.co.jp/e-news/20121013-OYO1T00348.htm
記事によると兵庫県警は10月12日、1999年に兵庫県川西市、東京都世田谷区、神戸市灘区で発生し、現在も未解決の連続爆発物事件に関する保管中の捜査資料計87点を紛失した、と発表。資料は検察庁に事件送致する際に必要な書類で、保管していた警察署の幹部は紛失に気づきながら、県警の点検で発覚するまで放置していたとのこと。
事件の公訴時効は2014年11月と2年後に迫っており、県警は関係者の事情聴取のやり直しなどを決めました。捜査資料紛失による再捜査は異例だそうです。