2012年10月30日

サンユーと光陽産業が自己破産を申請

帝国データバンクによると、サンユー株式会社(本社大阪市、代表大石栄子氏)と光陽産業株式会社(本社大阪市、代表濱口三生氏)は10月29日、大阪地裁へ自己破産を申請しました。
http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/3683.html

サンユーは1972年8月に設立。ホテルや病院を対象にリネンサプライを行っています。2008年12月期には年収入高約36億7,000万円を計上していましたが、況感の悪化による得意先ホテル・旅館の稼動率低下の影響で受注量は減少傾向となり、2011年12月期の年収入高は約24億9,700万円にまで低迷していたとのこと。商品、サービスの原価上昇、販売単価の下落に加え、年商に匹敵する有利子負債が収益を圧迫していたとしています。

グループ会社の光陽産業は1995年5月に設立。サンユーの工場部門の移管を受け、主にリネンのクリーニングを手がけ、2011年4月期には年収入高約14億2,500万円を計上していましたが、サンユーに依存した運営であり、同社に連鎖しました。

負債はサンユーが約28億9,500万円、光陽産業が約12億2,800万円で、2社合計で約41億2,300万円。