日本チェーンストア協会が5月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数70社(店舗数8,103店)の販売データをまとめたもので、概況としては、景気の悪化に伴う雇用や所得に対する先行不安感を背景に、生活者が節約志向を一層強めていることから、衣料品、住関品を中心に苦戦し、食料品はほぼ前年並みを確保したものの、総販売額の前年同月比は6ヵ月連続のマイナスとなった。
新型インフルエンザの影響により、備蓄用食品やマスクの需要の増加が顕著だった、と分析しています。
衣料品を見てみると、販売金額は1,140億450万円で、前年同月比10.7%の減少。前月比では0.6%増でした。
部門別では、
紳士衣料 203億326万円(前年比7.6%減)
婦人衣料 348億9,061万円(前年比9.7%減)
その他衣料 588億1,063万円(前年比12.3%減)
紳士衣料は、販促効果からスーツ、フォーマルは好調だが、ジャケット、スラックス、Tシャツは不調。
婦人衣料は、ジーンズは好調だが、ジャケット、スーツ、Tシャツは不調。
その他衣料・洋品は、インナー、UV手袋は好調だが、婦人靴下、子供服は不調。
という動きだったようです。