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調査対象百貨店87社272店のデータをまとめたもので、売上高総額は約5,319億円、前年同月比で8.8%の減少でした。16カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
6月の売上の特徴としては、
引き続き高額品やプロパー商材が不振であったこと、日曜日が前年に比べ1日減であったことなどマイナス要素もあったが、北日本を除いて高温少雨と天候に恵まれたこと、一部サマーセールの前倒しや値頃商材の拡大などを背景として主力の婦人衣料に動きが見られたこと、中元商戦についても早期受注特典の効果から出足好調に推移したことなどプラス要素が重なり、特に中旬以降からは業績回復の兆しが見られた。と分析しています。
衣料品を見てみると、売上高は1,763億9,353万6千円で、前年同月比11.1%減でした。衣料品は24カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
- 紳士服・洋品 386億6,628万円(前年比15.0%減)
- 婦人服・洋品 1,123億5,961万3千円(前年比9.8%減)
- 子供服・洋品 104億7,644万円(前年比8.3%減)
- その他衣料品 148億9,460万3千円(前年比12.7%減)
また上半期(1月から6月)の全国百貨店売上高は3兆2,133億8,548万7千円で、対前年比11.0%減となり、過去最悪の落ち込みになりました。