2010年10月21日

9月の百貨店売上、衣料品8.9%減

日本百貨店協会が9月の「全国百貨店売上高」を発表しました。
http://www.depart.or.jp/

調査対象百貨店92社260店のデータをまとめたもので、売上高総額は約4,463億円、前年同月比で5.2%の減少でした。31カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
9月の売上の特徴としては、
中旬まで続いた記録的な残暑の影響を受けて、本来最盛期の秋物衣料など主力商材が苦戦したほか、円高・株安傾向の深刻化や政策効果の息切れ(エコカー補助金の終了等)から、景気の先行き懸念が再度浮上するなど消費マインドを抑制する環境要因も重なり、商況全般としては低調に推移した。集客・販促催事の積極展開など各店の施策や、下旬の冷え込みで月後半から季節商材に動きが出始めるなど、売上を下支えする要素もあったが、最終的には前月から2ポイント減少幅を広げる結果となった。
と分析しています。

衣料品を見てみると、売上高は1,546億6,210万4千円で、前年同月比8.9%減でした。衣料品は39カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
  • 紳士服・洋品  254億7,795万7千円 (前年比10.5%減)
  • 婦人服・洋品 1,069億1,276万5千円 (前年比8.6%減)
  • 子供服・洋品  102億1,801万4千円 (前年比5.8%減)
  • その他衣料品  120億5,336万8千円 (前年9.8%減)
となっています。