株式会社矢野経済研究所は「2012-2013 リネンサプライ白書」を発刊しました。
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001069
調査は2012年11〜12月、有力リネンサプライヤー、リネン品及びリネンサプライ用機器卸・メーカーを対象に行われました。
それによると2011年度のリネンサプライ市場規模は対前年度比2.1%減の5,288億円。近年、顧客企業からの値下げ要求が強まっており客単価の減少が続いている。その一方で、原油やリネン資材などのコストは上昇しており、リネンサプライヤーの収益性は悪化するなど市場環境は厳しさを増している、としています。
サービスリネンの分野では、消費者の健康・美容志向に伴う関連施設(フィットネスクラブやエステティックサロン等)の需要増や、温浴施設の増加に伴う需要増などに下支えされる形で、他分野が落ち込みを見せる中ほぼ横ばいを保った。また、産業リネンも「食の安全」など厳格な衛生基準を求められる食品工場や薬品工場向けのユニフォームの需要が底堅く推移し、ほぼ横ばいながらも微増を確保した、と分析しています。