岐阜県は、美濃加茂市のソニーイーエムシーエス株式会社美濃加茂サイトの閉鎖問題を機に、大規模な空き工場に進出する企業に最大10億円を助成する補助金制度を創設すると、岐阜新聞が報じています。
http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20130220/201302200910_19382.shtml
2013年3月末でソニーイーエムシーエス株式会社が美濃加茂サイトの閉鎖を予定していますが、同サイトで働く人は非正規社員らも含めて約2,400人いるとのことで、雇用不安の高まりを受け、働く場を回復するのが狙い。補助の上限額は、現在の県企業立地促進補助金の5億円から倍増の10億円となり、100人以上の新規雇用が条件。
大規模空き工場は、5ヘクタール以上の敷地に延べ4ヘクタール以上の建物を構える工場。閉鎖から5年以内に土地建物を取得し、新たに事業を始める企業に対し、土地建物、機械設備などの取得費の10%を補助するとしています。
誘致するのは、雇用創出効果の高い企業で、業種は製造業などに限定せず、立地補助金が現在対象としていないクリーニング工場などにも広げるそうです。