ライオン株式会社が保有する「工業用高圧油脂分解器(オートクレーブ)」が日本化学会「化学遺産」に認定されました。
http://www.chemistry.or.jp/know/heritage/6.html#030
1910(明治43)年、小林富次郎(ライオンの創始者)は村田亀太郎(花王の創始者の一人)と共同でライオン石鹸工場(合資)を設立し、当時、ドイツで活躍していた耐食性の銅製オートクレーブを輸入してヤシ油から高純度の脂肪酸およびグリセリンを製造することに成功しました。
今回、化学遺産として認定されたライオンのオートクレーブは、現存する国内で最古のもので、油脂化学工業の近代化の創成期を物語る貴重な技術資料とのこと。