日本チェーンストア協会が2020年9月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数56社(店舗数10,851店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆150億5,425万円(前年比4.6%減)でした。
概況として9月は、新型コロナウイルス感染症の感染防止対策としてのテレワークなどによる内食化需要や農産品の相場高などから食料品は好調だった。衣料品は外出自粛や催事等の中止の影響などもあり季節商品の動きが鈍く苦戦、住関品は家電製品などに駆け込み需要の反動があり動きが鈍かったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はマイナスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は547億8,208万円で、前年同月比23.5%減でした。
部門別では、
紳士衣料 82億1,850万円(前年比24.5%減)
婦人衣料 139億1,727万円(前年比26.9%減)
その他衣料 326億4,631万円(前年比21.6%減)
紳士衣料は、ジャケット、カットアウター、長袖Tシャツなどはまずまずの動きだったが、スーツ、スラックス、ドレスシャツなどは苦戦した。
婦人衣料は、カジュアルシャツ、パンツなどはまずまずの動きだったが、フォーマル、トップス、ボトムなどは不調に終わった。
その他衣料・洋品は、紳士・婦人肌着、紳士・婦人リラクシングウェア、女児ワンピース・パンツ、ハンカチ、エプロンなどはまずまずの動きだったものの、子供服、ストッキング、靴下、スカーフなどの動きは鈍かった。