日本チェーンストア協会が2021年9月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数56社(店舗数11,855店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆510億696万円(前年比3.2%増)でした。
概況として9月は、緊急事態宣言、まん延防止重点措置の発令により、行動自粛などにより内食化需要が続いた。衣料品は天候不順などの影響もあり苦戦したが、住関品はまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は446億8,027万円で、前年同月比14.2%減でした。
部門別では、
紳士衣料 70億4,236万円(前年比8.6%減)
婦人衣料 120億5,586万円(前年比9.2%減)
その他衣料 255億8,205万円(前年比17.7%減)
紳士衣料は、ジャケット、フォーマル、アウター、トレーナー、ポロシャツなどはまずまずの動きだったが、スーツ、カッターシャツ、ブルゾン、コート、カジュアルパンツ、Tシャツなどは苦戦した。
婦人衣料は、カットソー、レギンスパンツなどはまずまずの動きだったが、フォーマル、ジャケット、スラックス、カジュアルシャツ、ワンピース、デニムなどは不調に終わった。
その他衣料・洋品は、紳士パジャマ、紳士・婦人リラクシング、紳士肌着、スクール衣料、女児トレーナー、男児長袖Tシャツ、ベビー用品、スニーカーなどはまずまずの動きだったものの、男児ロングパンツ、女児長袖ワンピース、子供肌着、ストッキング、子供ソックス、婦人バッグ、婦人靴、傘などの動きは鈍かった。