2024年1月23日

12月のチェーンストア販売、衣料品8.8%減

日本チェーンストア協会が2023年12月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/

会員企業数54社(店舗数10,820店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆3,588億8,051万円(前年比1.7%増)でした。
概況として12月は、食料品は節約志向から買上点数の減少が続いている中、農産品が相場高の影響もあり堅調に推移し食料品全体では売上は良かった。衣料品は気温高で推移したことから動きが鈍かったが、住関品はまずまずの動きだったこともあり、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。

衣料品を見てみると、販売金額は755億5,314万円で、前年同月比8.8%減でした。
部門別では、
紳士衣料  126億7,585万円(前年比10.2%減)
婦人衣料  162億3,098万円(前年比5.1%減)
その他衣料 466億4,631万円(前年比9.7%減)

紳士衣料は、セットアップ、ドレスシャツ、カジュアルパンツ、薄物セーター、カーディガンなどはまずまずの動きだったが、コート、ビジネススーツ、ジャケット、カジュアルシャツ、トレーナー、アウターなどの動きは鈍かった。

婦人衣料は、コート、カラーフォーマル、カジュアルパンツ、ニットスカート、レギンスパンツなどの動きはまずまずだったが、セーター、アウター、ボトムなどの動きは鈍かった。

その他衣料・洋品は、紳士下着、紳士靴下、スニーカー、鞄、財布などの動きは良かったものの、紳士・婦人・子供パジャマ、紳士・婦人インナー、婦人下着、男児・女児服、スクール衣料、婦人ブーツ、婦人靴下、ひざ掛け、マフラー、帽子、手袋などの動きは鈍かった。