2022年3月21日

原油価格高騰、クリーニング業界にも影響<第9報>

ガソリン・原油価格の高騰がクリーニング業界にも影響を及ぼしていることの関連ニュースです。第1報(10/21)第2報(10/23)第3報(11/4)第4報(11/11)第5報(11/17)第6報(11/26)第7報(1/28)第8報(3/10)

■KHB東日本放送:ロシアのウクライナ侵攻で燃料価格高騰 仙台市のクリーニング工場も苦慮
ガソリンだけでなくガスも値上がりしていて、クリーニング業界ではその影響が出ています。株式会社新陽ランドリーはボイラーの燃料にプロパンガスを使っていて、燃料高騰の影響を受けています。加藤幹夫社長「(プロパンガスの価格は)前年に比べても4〜5割上がっている状況なので、そこをどう対応していくかはなかなか大変なところです」燃料を節約するために、当面は工場の稼働時間を減らすなど、企業努力で対応する予定ですが、燃料費の高騰が長期化すれば値上げを検討せざるを得ません。加藤社長「燃料の高い、高騰がどこまで続くかというところが分からないというところが、会社の経営をする上では一番難しいところになってきている」。
■FTV福島テレビ:過去にないほどの苦しい状況 クリーニング店は値上げを決断
新型コロナの影響でリモートワークが普及し、スーツやワイシャツなどのクリーンニング需要が減り、売上はコロナ禍前に比べて2割ほど減少している。追い打ちをかけるように、上昇するガソリン価格。ドライクリーナープラス1・黒丸直幸代表取締役「過去経験したことないくらいの苦しい状況です。事業が継続してやっていけるかどうか…。国の政策で原油価格を下げてもらえるような、手立てをとってもらえるとありがたいと思っています」。
■RKB毎日放送:原油高騰!クリーニング店に大打撃~廃業する店も 福岡
ロシアによるウクライナ侵攻が原油高騰に拍車をかけ、福岡のクリーニング業の経営にも暗い影を落としている。溶剤を回収し再利用したり、稼働する工場を減らしたりしてコストを抑える工夫をしているものの、廃業を決めた業者も出てきている。パンジークリーニング・永石勝美社長「何社かすでに廃業されたところもあります。まず平和であると言うことが一番だと思いますし、それによって原油が安定的に供給される、結果的にはやはり原油が下落して、安いコストで出来るというのがありがたい話だとは思う」。