2009年2月10日

横浜市立病院、洗濯などの委託費高額

横浜市の公的病院五病院に対する2008年度包括外部監査報告が発表されました。市立病院などへの外部監査は9年ぶりで、報告書は経営状況や委託費、救急医療体制などについて7項目の改善要望、10項目の意見を出し、市の病院経営に疑問符を突き付けた、と神奈川新聞が報じています。
http://www.kanaloco.jp/localnews/entry/entryivfeb0902208/

それによると、給食、滅菌、清掃、医療事務、寝具病衣類洗濯など、業者に委託した費用は、同規模の民間病院と比較して1ベッド当たり、
  • 付属病院:滅菌約8倍、清掃約2倍、洗濯約2倍
  • センター病院:滅菌約6倍、洗濯約3倍
  • 市立脳血管医療センター:洗濯約2倍
各病院とも委託費が高額であると指摘。

付属病院とセンター病院について、指名競争入札での高い落札率、随意契約による長期契約が続いていることを取り上げ、「競争性を高めるべきだ」と改善要望を出したそうです。