2024年7月25日

最低賃金額改定の目安、答申まとまる

厚生労働省は7月25日、第69回中央最低賃金審議会で取りまとめられた今年度の地域別最低賃金額改定の目安についての答申を公表しました。

全都道府県をABCの3ランクに分けて(Aランク6都府県、Bランク28道府県、Cランク13県)、引上げ額の目安を提示していますが、Aランク50円、Bランク50円、Cランク50円。
目安どおりに各都道府県で引上げが行われた場合の全国加重平均は1,054円。この場合、全国加重平均の上昇額は50円(昨年度は43円)となり、昭和53年度に目安制度が始まって以降で最高額となります。

今後は、各地方最低賃金審議会で、この答申を参考にしつつ、地域における賃金実態調査や参考人の意見等も踏まえた調査審議の上、答申を行い、各都道府県労働局長が地域別最低賃金額を決定することとなります。