総務省統計局の「家計調査報告」2020年分がまとまりました。1年間のクリーニング代支出金額(全国全世帯)は前年から21.5%減少し、4,660円でした。新型コロナウイルスの影響で、ついに5,000円を割り込み、過去最も低い数字となりました。
http://www.c-online.net/data/c_expense/index.html
今年もクリーニング業の市場規模を算出するために、この1世帯当りクリーニング代支出額を用いて計算します。
1世帯当りクリーニング代支出額は昨年1年間で計4,660円。これに全国の5,344万8,685世帯(2017年国勢調査)を掛けると、約2,490億7,087万円となります。これがクリーニングの市場規模のひとつの目安として使われます。
さらに(ちょっと乱暴ですが)この金額を、全国のクリーニング所施設数91,942軒(無店舗営業含む)で割ると、1店当りの年間売上金額は約271万円となります。
市場規模に関しては同じ計算方法で毎年、数字を出していますが、2015年は約3,723億2,012万円でした。この5年間でざっと1,200億円も減ったことになります。