日本チェーンストア協会が2021年1月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数56社(店舗数10,997店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆648億1,093万円(前年1.2%増)でした。
概況として1月は、帰省自粛や新型コロナウイルス感染症感染拡大により緊急事態宣言が再発令されたことから外出自粛などにより一層の内食化需要が増加し食料品は好調に推移した。衣料品はテレワークや外出自粛などによりビジネス関連を中心に苦戦し、住関品の動きも鈍かったが、食料品が全体をカバーしたことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は592億8,898万円で、前年同月比20.1%減でした。
部門別では、
紳士衣料 110億290万円(前年比26.4%減)
婦人衣料 145億5,985万円(前年比29.4%減)
その他衣料 337億2,623万円(前年比12.6%減)
紳士衣料は、トレーナー、アウターなどはまずまずの動きだったが、スーツ、コート、セーター、ドレスシャツ、カジュアルパンツ、カジュアルシャツ、ボトムなど苦戦した。
婦人衣料は、カシミヤ、アウター、カジュアルトレーナー、カットソーなどの動きはまずまずだったが、フォーマル、ジャケット、パンツ、ニット、トップス、ボトムなどは不調に終わった。
その他衣料・洋品は、紳士・婦人リラクシングウェア、紳士・婦人・子供インナー、子供アウター、靴下、ファッションマスク、手袋、帽子、マフラーなどはまずまずの動きだったが、子供衣料、ストッキング、ベビー服、婦人バッグ、靴・鞄、傘などの動きは鈍かった。