白衣を診察室で着ない医師が、小児科や心療内科を中心に増えていると、朝日新聞が報じています。
http://www.asahi.com/health/news/OSK200912270011.html
東京都東村山市の小児科では、白衣姿を見ただけで怖がる子どもが多かったので、少しでも子どもの心の負担を軽くするため、白衣ではなくアニメのキャラクター入りのシャツで診療にあたっているそうです。
大阪市中央区の心療内科では、白衣は医師と患者の間に壁を作るとし、ワイシャツで診察しています。
大阪府堺市の小児科では、院長が病院勤務時代、週に2回程度しか白衣をクリーニングしてもらえず、衛生面で疑問に思ってきたため、ポロシャツなど私服を着用、毎日洗濯しているとしています。
兵庫県姫路市の病院では、医師、看護師だけでなく事務職も含め約100人の職員全員が、おそろいの半袖シャツとカーディガン、チノパン。同じユニフォームにすることでチーム意識を高めたいという目的があるそうです。
その一方、大阪府羽曳野市の病院では、1995年に白衣を全廃しポロシャツにしましたが、患者から「誰が看護師か分からない」などの苦情が出たため、その後、白衣を復活させたとのこと。
記事中、ナガイレーベン株式会社によると、病院など大規模な医療機関では今も圧倒的に白衣が主流だが、診療所レベルではここ数年、小児科などで少しずつ「脱・白衣」が広がっているそうです。