佐賀県の「県民だより」平成22年2月号(Vol.350)に、有限会社きたじまクリーニング(本社唐津市、北島基吉社長)の廃食用油ボイラの取り組みが紹介されています。
http://www.pref.saga.lg.jp/web/dayori100204-05.html
同社では佐賀市の機材商の副島拓さんとともに、上昇した燃料経費の対策として、既存ボイラを改良し、廃食用油を燃料に利用するための技術研究をはじめました。
当初は目詰まりが起きたり、水分を含むため冬の寒さに弱く、燃えにくかったりするなど、多くの問題がありましたが、少しずつ改良を重ね、廃食用油を燃料にすることに成功しました。現在、夏場はボイラー燃料の7割程度、冬場は5割程度に廃食用油を利用し、大幅な経費削減につながっているそうです。
ボイラの改良とあわせて課題となったのが廃食用油集めでしたが、流通業者を通じて外食チェーン店の廃食用油を有償で手に入れることにしました。
また研究資金は佐賀県新エネルギー産業振興課の「バイオマスのエネルギー利用実証事業」に応募し、平成20年度の認定を受けて補助金を得たそうです。