日本チェーンストア協会が2020年11月度の「チェーンストア販売統計」を発表しました。
http://www.jcsa.gr.jp/
会員企業数56社(店舗数10,939店)の販売データをまとめたもので、総販売額は1兆558億3,229万円(前年比1.2%増)でした。
概況として11月は、新型コロナウイルス感染症が感染拡大したことから外出自粛傾向となり内食化需要が増え食料品は好調だった。衣料品はテレワークにより特にビジネス関連商品の動きが鈍く苦戦しているが、住関品はまずまずの動きだったことから、総販売額の前年同月比(店舗調整後)はプラスとなった、としています。
衣料品を見てみると、販売金額は666億7,711万円で、前年同月比13.3%減でした。
部門別では、
紳士衣料 130億6,287万円(前年比17.2%減)
婦人衣料 170億5,257万円(前年比19.6%減)
その他衣料 365億6,167万円(前年比8.4%増)
紳士衣料は、ハーフコート、トレーナー、ポロシャツなどはまずまずの動きだったが、スーツ、ジャケット、スラックス、ドレスシャツ、アウターなどの動きは鈍かった。
婦人衣料は、トレーナー、カットソー、レギンズパンツなどはまずまずの動きだったものの、フォーマル、ニット、ボトム、アウターなどは不調に終わった。
その他衣料・洋品は、紳士・婦人リラクシングウェア、女性下着、子供靴下、婦人バッグなどの動きは良かったが、紳士・婦人インナー、子供衣料、ストッキング、靴下、靴・鞄、帽子、傘などの動きは鈍かった。