2008年10月18日

原発のランドリー

東海第二原子力発電所(茨城県)で、放射線管理区域内で使った作業服の洗濯などに使用した廃液を、放射性物質濃度の測定結果が未確認のまま外部に放流したことがわかりました。毎日新聞(2008年10月17日地方版)によると、排水を放流する前に確認する測定値を別のものと取り違えておきたミス。周辺の環境への影響はないとしています。
http://mainichi.jp/area/ibaraki/news/20081017ddlk08040145000c.html
チェック体制を強化するようですが、細心の注意をはらってほしいものです。

ところで、原発の作業服などのクリーニングはどのように行なわれているのでしょうか。

東京電力のサイトに「私は、原子力発電所で働いています。」というコーナーがあり、その中に柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)のランドリー班で働いている宮越俊彦さんのビデオインタビューが掲載されています。
http://streaming.tepco.co.jp/tepco_people/008/index.html
ビデオインタビューの取材が行なわれた平成16年8月5日時点では、定期点検時には1日2,500〜3,000人の作業者が働くという規模で、100キロタイプの洗濯脱水機が10台、乾燥機8台でクリーニング処理しているようです。放射性物質をとるために活性炭を入れて撹拌するというのが特徴的です。
ビデオに映っているのは稲本製作所の機械ですね。