2008年10月30日

繊維製品消費科学会が金銀糸のセミナー

社団法人日本繊維製品消費科学会は11月18日に「第19回クリーニングに関する情報セミナー」を開催します。今回のセミナーでは、金銀糸のメーカーである株式会社麗光の栗東工場(滋賀県栗東市)を見学し、蒸着・金銀糸の説明をききます。
ファッション性を高めるために使われる金銀糸は、クリーニングに際して気になる素材であることから、金銀糸製造に用いられる金属蒸着フィルムの技術などを勉強しようというものです。
http://homepage3.nifty.com/shohikagaku/

日本繊維製品消費科学会のクリーニングに関する情報研究委員会は、1969年から「クリーニング研究会」という名称で計57回のセミナーを開いてきました。1998年に「クリーニングに関する情報セミナー」と名称を変え、今回で19回目の開催となります。
情報セミナーでは、もっとクリーニングに関することを、様々な立場の人間が情報交換をして議論しあえるような場にしたいという狙いがあります。

同会のサイトで、クリーニングに関する情報研究委員会の牛田智委員長は次のように述べています。
「消費者が満足するクリーニングを行っていく上には、単にクリーニング業者のみが気を付ければいい、考えていればいいという問題ではなく、生産者や消費者もクリーニングのことを考えてものを作り、ものを選ばなくてはならなりません。そのためには、クリーニングに関する情報を様々な立場の人たちが共有していく必要があります」