環境省が平成18年度土壌汚染対策法の施行状況及び土壌汚染調査・対策事例等に関する調査結果を発表しました。
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=10218
平成18年度に都道府県・政令市が把握した土壌汚染事例(法に基づかない事例含む)1,316件のうち、土壌環境基準または指定基準に適合していないことが判明した超過事例は687件でした。この調査は毎年実施されていますが、事例数は年々、増加傾向にあります。
日本標準産業分類による中分類の分類項目で業種区分されているため「洗濯・理容・美容・浴場業」という括りになっていますが、この業種では土壌環境基準超過件数が28件、物質項目ではテトラクロロエチレン、ジクロロエチレン、トリクロロエチレンが検出されています。業種分類別にみると「金属製品製造業」(79件)、「その他の小売業」(52件)に次いで多くなっています。
「洗濯・理容・美容・浴場業」ですから、クリーニング業だけの調査結果ではないのですが、超過物質をみるとドライ溶剤に関係していますので、殆どクリーニング業と考えてもいいかもしれません。