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調査対象百貨店86社271店のデータをまとめたもので、売上高総額は約5,635億円、前年同月比で11.8%の減少でした。21カ月連続で前年同月比マイナスとなりました。
11月の売上の特徴としては、
依然として好転の兆しが見えない雇用情勢や所得環境などを背景に、政府のデフレ宣言による心理的影響も加わって、消費者の買い控えと低価格志向が一層強まり、高額品を中心に厳しい商況が続いた。また、平年より高めに推移した気温による重衣料の苦戦や土曜日が前年に比べ1日減少した影響から、歳暮・おせち販売の強化や集客催事の積極展開など各店の取り組みも及ばず、売上基調としては前月同様に推移した。と分析しています。
衣料品を見てみると、売上高は1,999億4,772万7千円で、前年同月比15.6%減でした。衣料品は29カ月連続でマイナスとなりました。
商品別では、
- 紳士服・洋品 437億7,215万5千円(前年比19.4%減)
- 婦人服・洋品 1,278億4,731万8千円(前年比14.0%減)
- 子供服・洋品 125億7,163万8千円(前年比18.2%減)
- その他衣料品 157億5,661万6千円(前年比15.0%減)