京都市は京都市立病院の再整備を「民間資金等の活用による公共施設等の整備等の促進に関する法律(PFI法)」の基づいて行いますが、その委託先にワタキューセイモア株式会社を代表企業とするグループに決定しました。来年度から18年間の長期契約で、病院施設の維持管理や医療機器の保守点検などを一括して行います。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2009112400036&genre=A2&area=K00
京都新聞によると、委託先に決定したグループ企業は、ワタキューセイモアのほか、三菱商事株式会社、株式会社麻生。今年8月の入札でこの企業のみが入札参加し、853億1,621万4,690円(税抜き)で落札しました。
市が施設整備に係る資金調達を行い、事業者が設計、建設、運営・維持管理を行います。市によると、既存手法の整備に比べ約46億円削減できるとみているとしています。
老朽化が進む北館の建て替えや、生活習慣病に関する医療行為を一元的に行う「心臓・脳・血管病セター(仮称)」を設置するほか、屋上にはヘリポートも。これまで個々の事業者に発注していた医療機器の保守点検や滅菌消毒、医薬品の調達など医療行為を除く業務を一括で実施するそうです。
なお京都市立病院のサイトに整備運営事業に関するファイルが公開されています。
http://www.city.kyoto.lg.jp/city-hosp/