アクリル繊維で国内最大手の三菱レイヨン株式会社は、世界的な需要減や原料高騰で採算が悪化していたため、アクリル繊維事業を大幅に縮小することを発表しました。
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20090116AT1D1608K16012009.html
日経ネットによると、同社はアクリル繊維の国内唯一の生産拠点である広島県の大竹事業所の生産能力を年産13万トンから5万2千トンに縮小、中国・浙江省にある生産拠点(生産能力は年5万トン)についても2009年3月期中に撤退することを検討するとしています。
http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2009011600902
また時事ドットコムでは、同社はアクリル繊維は主力事業のひとつだが、安価なポリエステルに対抗できず、「撤退も必要であれば視野に入れる」(田尻象運専務)抜本的な構造改革に着手したと報じています。