富山県の北陸職業能力開発大学校が株式会社ヤングドライ、株式会社スギノマシン、エーエステーの3社とともに、クリーニング用抗菌消臭加工溶剤「アクアハーモニックス」を開発しました。チューリップテレビが紹介しています。
http://www.tulip-tv.co.jp/ref/index.php?module=Ref&action=ShowNewsDetail&eno=8289&pm=pc
スギノマシンの超高圧技術を使って、成分の違う粒子を均一に混ぜ、自然の光で汚れを分解するというエーエステーの光触媒の調整技術を生かして、衣類の表面にだけコーティング加工を施すことが可能になったもの。繰り返し水洗いする衣類への使用とコストダウンに成功したそうです。
有機薬剤でなく、光触媒で衣類についた皮脂などに繁殖する菌類を抑制、除去する方法ですね。毎日新聞でも記事が掲載されています。
http://mainichi.jp/area/toyama/news/20090130ddlk16040550000c.html
従来の加工剤では繊維への接着力も強い半面、そのために汚れまでも落ちにくくなる欠点があるとし、今回開発した加工剤は繊維の表面だけに吸着させることでそれを解消。溶着力が低く、クリーニングの際に加工剤とともに汚れを落とすことが可能になったそうです。
しかも安価のためクリーニングのたびに加工してもコスト高になりません。そのためワイシャツやブラウスなど、汚れが付きやすく頻繁にクリーニングする衣類にも使いやすくなっています。
実験では、加工剤2リットルでワイシャツ約2,000枚を加工できるそうです。
株式会社ヤングドライは2月1日から、北陸3県を中心とした約700店舗で新しい加工剤を使ったワイシャツなどの抗菌消臭加工サービスをはじめます。加工料は100円(従来は300円でした)。